
金【手仕舞い売りが先行する展開か?】
週明け8日のNY金相場は、ギリシャ金融支援を巡る先行き不透明感や為替市場でのドル安を背景に、4営業日ぶりに反発した。中心限月8月限は前週末比5.50ドル高の1,173.60ドルで取引を終えた。
ギリシャ金融支援協議に注目が集まっている中で、主要7カ国(G7)首脳はギリシャのチプラス首相に対し、行き詰まりを打開し、経済的な悪影響を拡大するリスクを回避するよう求めたが、ギリシャの先行き不安から、安全資産としての金買いが入った事や、欧州債売りの再開で利回りが上昇し、ユーロの魅力が高まり、ドル安・ユーロ高が進行し、ドル建てで取引される金などに割安感が高まった。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)がこの日に発表した5月の労働市場情勢指数が3カ月ぶりのプラスへと改善し、4月分も上方修正された事で、年内利上げ観測が強まり上値は限定的だった。
本日の東商金日中取引は、NY高ではあるものの、昨日の東京日中取引時間帯とほぼ同水準であり、為替相場の大幅な円高が材料視されて手仕舞い売りが先行する展開と思われる。
<日中の注目経済指標>
【10:30】(中国)5月消費者物価指数[前年比]
【10:30】(中国)5月生産者物価指数[前年比]
日中取引レンジ 4,675円~4,725円
東商一般大豆【明日に米農務省需給報告を控え!】
8日のシカゴ大豆相場は、米中西部産地の南西地域での作付けの遅れ懸念が支援材料となる中で、大豆ミール相場の上昇に連れ高し、反発した。中心限月7月限は6.50セント高の944.25セントで取引を終えた。
米農務省がこの日に発表した大豆の週間輸出検証高は21万6,590トンと、市場予想を上回り、堅調な需要も相場を押し上げた。
本日の国内相場は、シカゴ高と円高の材料が交錯し揉み合いと思われる。その後は、明日に米農務省需給報告を控え、調整の動きとなりそうである。
日中取引レンジ 52,300円~53,000円
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